研究課題
基盤研究(C)
モータの高効率化が求められており、磁気コアで使用される軟磁性材料の特性向上が課題になっている。鉄ボロンや鉄アルミニウム合金は、現用の鉄シリコン合金に比べて透磁率が3~15倍程度高く、飽和磁束密度も実用レベルであるため、潜在的に優れた電磁エネルギー変換能力を有する。しかし、磁歪が大きいことが磁気コアへ適用する際の障害となっている。本研究では、これらの合金に軽元素を添加し、原子レベルでの結合状態制御を行うことにより、磁歪の低減を行う。