研究課題
基盤研究(C)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構において国産中空ファイバを用いた赤外レーザ内視鏡治療の事業が行われ、更なる展開が期待されている。本研究では、内視鏡の可動範囲、半径15 mmの曲げ、曲げ角270°に適応でき、疲労限界内では決して破壊しない赤外光伝送路として、「無毒」、「耐腐食性」、「生体適合性」、「再利用可能」、「可動性」の特長を有する、内径700 μmの超弾性・記憶ニッケルチタン合金チューブを母材とする中空ファイバの開発を図る。伝送するレーザ光は、低出力でも優れた切開能力を有するEr:YAGレーザ光、止血能力のあるCO2レーザ光、ならびに照射治療部を視認するための可視ガイド光である。