研究課題
基盤研究(C)
片側基板にのみ「弱アンカリング」界面を用いた非対称アンカリング界面構造とすることで,「液晶分子配向の弾性ひずみにより弱アンカリング界面上の液晶分子を制御する」新規な概念を導入する。そのため,非対称アンカリング界面間での液晶分子の初期配向状態と電圧印加時の透過率の数値解析,弱アンカリング配向膜材料探索とアンカリング力制御,を行う。これにより,液晶配向現象理解の進展をはかるとともに,昇圧回路が不要,低照度での太陽電池駆動など,環境発電電源利用が可能な,低電圧駆動(~1V)のLCD創製を目指す。