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火災時における超高強度繊維補強コンクリートの天然繊維を用いた爆裂制御設計法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23K03984
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
研究機関群馬大学

研究代表者

小澤 満津雄  群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (80313906)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード超高強度繊維補強コンクリート / Jute繊維 / リング拘束試験 / 熱応力 / 水蒸気圧 / 爆裂 / 火災 / 天然繊維 / リング加熱試験
研究開始時の研究の概要

超高強度繊維補強コンクリート(以下,UHPC)は、優れた強度特性と耐久性を持つ材料である。しかし、UHPCは、火災時の高温環境下で表面が爆発的にはく離する爆裂を生じる危険性がある。そこで本研究では、UHPCの火災時における爆裂機構解明と天然繊維を用いた爆裂抑制法の提案を目的とする。爆裂機構解明のためリング拘束加熱試験と爆裂解析を実施する。

研究実績の概要

本研究では天然繊維混入型超高強度繊維補強コンクリートの爆裂抑制効果を確認するために,Jute繊維の混入率を実験因子として,小型円柱供試体の加熱試験とリング拘束加熱試験を実施した。Jute繊維の混入率は0~0.5%volの範囲としたた。
以下に、結果を示す。1)本研究で 用いたUHPCは圧縮強度の範囲が170~188MPaであった。Jute繊維の混入率が0.2%volで圧縮強度は最大値を示し、それ以上混入率が大きくなると強度は若干低下した。モルタルフロー値はJute繊維の混入量を増加すると低下した。
2) 小型円柱供試体による簡易爆裂試験において,850℃一定で30分間加熱試験を実施した。その結果,Jute繊維を0.5%vol混入することで爆裂継続時間の短縮と質量減少率が低下した。3)リング拘束加熱試験により,爆裂評価を実施した。その結果,Jute繊維を0.4%vol以上混入することで無混入と比較し,爆裂を抑制することが確認できた。また,蒸気圧の低減効果も確認できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度は小型供試体とリング拘束供試体の加熱試験を実施して、爆裂性状を評価できた。

今後の研究の推進方策

現状では、小型とリング試験供試体の加熱試験を実施しており、順調に研究が進んでいる。本年度も、リング拘束加熱試験を実施予定である。特に、鋼繊維の混入率とJute繊維の混入率を変えて実験を実施予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 天然繊維混入型超高強度繊維補強コンクリートのリング拘束加熱試験による爆裂評価、2023

    • 著者名/発表者名
      島村一樹,小澤満津雄
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集

      巻: 45 ページ: 712-717

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 天然繊維混入型超高強度繊維補強コンクリートのリング拘束加熱試験による爆 裂評価2023

    • 著者名/発表者名
      島村一樹、 小澤 満津雄
    • 学会等名
      セメント技術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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