研究課題
基盤研究(C)
橋梁やトンネルの老朽化は社会問題化しているが、高所の打音検査は容易ではなく、多くの橋梁やトンネルを管理する地方自治体では十分な点検ができていない。高所検査の効率化の一つの方向性として遠隔検査がある。遠隔検査が可能になれば、高所作業車が不要になったり、移動しながらの検査が可能になったりするからである。本研究では、長さ1~2メートルの環状ストリングに大きさ数ミリの打撃球を取り付けて、ストリングを検査面に向かって打ち出し、打撃球で壁面を打撃するストリングシュートインパクタを開発する。この装置は、トンネルや橋梁床板下面のコンクリートの浮き・剥離を、遠隔にて簡便・安価に、効率的に検査が可能である。