研究課題
基盤研究(C)
自動車運転時の「ながら運転」は大変危険な行為であり、運転中の携帯電話やスマートフォンの操作は法律で禁じられている。本研究は、認知心理学分野で盛んに議論されてきた「選択的注意」という現象に着目し、注意対象が切り替わる際の認知的負荷は比較的大きいという仮説のもとで、ながら運転の危険性を明らかにするものである。研究項目は、1)抽象化タスクを用いた認知心理学実験、2)ドライビングシミュレータ実験による運転操作時の注意不足発現状況の推定の2点である。