研究課題
基盤研究(C)
近年人々の自動車依存は高まっており、その理由に目的地に駐車施設が必要以上に用意されていることがあげられる。駐車施設附置義務制度は施設整備の下限値を定めるのみで上限値を規定しておらず、店舗の附置駐車場は開発のための「義務」ではなくむしろ集客のための「権利」となっている。本研究は駐車施設の整備水準が都市の自動車利用を規定するという観点に立ち、目標とする都市交通体系から駐車施設の供給量、路外と路上の配分比率を決定する手法を構築し、それらの運用・管理方法を提示することを目的とする。そして、駐車施設の供給・運用・管理から都市の自動車利用をコントロールする、駐車マネジメントの手法を確立する。