研究課題/領域番号 |
23K04079
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
猪八重 拓郎 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (00448440)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 交通指向型開発 / マルチモーダルネットワーク / マルチプル・セントラリティ・アセスメント / マルチモーダル / TOD / TRAM |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,TRAM(路面電車)の導入計画(2018年~2037年)が進行中であるタイの7都市を対象とし,TOD(Transit Oriented Development:公共交通指向型開発)の6つの観点(公共交通への近接性,混合用途,高密な開発,マルチモーダル,公共空間,歩行環境)から駅周辺の都市構造の実態を明らかにし,さらにシナリオ分析に基づくシミュレーションを行うことにより,TODの実現に向けた課題を明らかにすることを全体構想とするものである.
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研究実績の概要 |
本研究は,TRAM(路面電車)の導入計画(2018年~2037年)が進行中であるタイの7都市を対象とし,TOD(Transit Oriented Development:公共交通指向型開発)の6つの観点(公共交通への近接性,混合用途,高密な開発,マルチモーダル,公共空間,歩行環境)から駅周辺の都市構造の実態を明らかにし,さらにシナリオ分析に基づくシミュレーションを行うことにより,TODの実現に向けた課題を明らかにすることを全体構想とするものである. 本研究では,まず,マルチモーダルネットワークを用いたTODの評価手法を構築するとともに,人口や土地利用・建物用途の集積シナリオ,公共交通網の再編シナリオなどのシミュレーションを行うことにより, TRAM整備に伴う各駅周辺市街地におけるより望ましいTODの在り方やその実現のための課題を明らかにすることを最終目的とする. 令和5年度中の成果としては,対象都市におけるマルチモーダルネットワーク(道路網,バスルート,鉄道網)のデータベース化を行うとともに,マルチモーダルネットワークの構築を行った.また,出発地及び目的地の設定を行い,目的地別に時間距離によるアクセシビリティの評価を行った.その結果,交通モード別のアクセス性の評価を対象都市において行うことができた.この成果により,対象都市におけるアクセス性の高い地域及び低い地域を顕在化することができた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和5年中の目標は,対象都市におけるマルチモーダルネットワークの構築と,それによるアクセシビリティの評価であったが,予定通り進んでいるため,おおむね順調に進展しているとの評価となった.
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は当初の予定通り土地利用のデータベース化と,マルチモーダルネットワークによる時間距離圏域別の土地利用集積の評価を行う予定である.さらに,TOD(交通指向型開発)の評価手法を構築する予定である.また,令和7年度はTODのシナリオを作成し,TODの観点から最適なシナリオの導出とシナリオ実現のための課題を明らかにする予定である. 現時点では研究計画変更の予定はなく,研究を遂行する上での課題も特にはない.
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