研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は、鉄骨接合部の耐震性・生産性・持続可能性を複合的に扱い、トレードオフにある関係から最適な構法・工法を設計するためのスキームを示す。そこで、1) 接合法の体系化、2) 接合部の提案と開発、3) 生産性と持続可能性の実証的検討、4) 設計法の提案、に大別して進める。1)は文献・資料の収集と整理により、データベース化・マトリクス化を目指す。2)は具体的な接合部を示し、各種構造実験により力学特性や弾塑性挙動を明らかにする。3)は鉄骨骨組の施工試験や屋外暴露試験などを通じ、生産性や持続可能性を実証的に検討する。4)はマルチ・クライテリアに対する接合部の設計法を示す。