研究課題
基盤研究(C)
近年普及が進むシェアハウス等の共同居住は、単親世帯や高齢者など支援ニーズのある者にとっても、居住者同士の交流を通して些細な相互支援が得られる住まいであり、その実践が始まっている。しかし、支援ニーズの違いがあると、居住者間の互酬関係に不均衡が生じる。 居住者間の社会的地位に上下をつくらず、安定的に居住できる住まいになるために、金銭負担等の運営の仕組みを工夫する必要がある。本研究では、萌芽的な実践を調査することにより、短期的に互酬性を確保できる運営の仕組みを明らかにする。支援ニーズの大小により段階的なの運営モデルが見出せると考えている。