研究課題/領域番号 |
23K04173
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
宮脇 勝 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (30280845)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 風車 / 景観 / ゾーニング / 広域景観 / 視覚的影響 / 環境影響評価 / 景観アセスメント / ランドスケープ / 環境アセスメント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、電源の脱炭素化に必要な風力発電施設の推進を背景に、適切な立地を誘導する風車ゾーニングによって、景観への影響を低減する制度に関し、国際比較を行う。 そこで、陸上と洋上を想定した風車ゾーニングの計画制度に関する国際比較研究を行うことで、日本の景観計画などのゾーニング手法の改善を想定して、国際的な知見を収集する。 また、本研究で風車の「視覚的影響の大きさ」に関する評価の国際比較を行い、日本の環境アセスメント等における風車の視覚的影響の評価基準について研究する。
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研究実績の概要 |
前年度におこなった洋上風力発電施設の景観に関わる「海洋計画」と「離岸距離」に関する国際比較研究に基づき、2023年度の風車ゾーニングと景観に関する研究の研究実績として、「洋上風力発電施設の景観シミュレーションによる視覚的影響範囲(ZVI)と視覚的影響の大きさに関する研究」(日本都市計画学会 都市計画論文集Vol.58-3、p.1562-1569)を作成し、日本都市計画学会大会で発表を行った。これは、本研究の風車ゾーニングを洋上で行う際に、景観上考慮が必要な視覚的影響の大きさと範囲を、景観シミュレーションを用いて詳細に評価を行う方法を考案したものであり、日本国内で行った調査に基づくものである。 「名古屋大学東山キャンパスにおけるヘルシーストリート・デザイン評価に関する研究」(日本都市計画学会 都市計画論文集Vol.58-3、p.1554-1561)を作成し、日本都市計画学会大会で発表を行った。これは、歩行空間の健康の観点から景観アセスメントを行う基準に関する国内の景観アセスメント調査研究である。 「脱炭素社会におけるスマートシティと再生可能エネルギー施設の計画」は、名古屋大学が発行する「ENVIRONMENTAL REPORT2023」に掲載された雑誌論文である。これは、脱炭素社会のデザインに不可欠な再生可能エネルギー施設の配置をめぐり、風車ゾーニングの必要性とその研究の一端を解説した研究である。 以上のように、再生可能エネルギー施設の計画に関する研究、風車ゾーニングに関わる研究、景観アセスメントに関する研究の成果をそれぞれ得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
論文の作成を中心に、順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
風車ゾーニング及び再生可能エネルギー施設に関わる視覚的影響評価に関する国内および国際比較研究を継続的に進める。
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