研究課題
基盤研究(C)
近年、気候変動の影響を受け、被災地周辺が継続的に災害の脅威に晒される状態が発生しており、これまでの地域計画や災害復興を見直さざるを得ない状況および行政や住民の意識転換が求められている。そこで本研究は、北カリフォルニアで多発している住宅森林火災における復興計画ガバナンス、住宅再建への意思決定プロセスと居住環境に対する災害対策を整理し、持続可能な災害復興にむけた災害復興フレームワークの実態と課題を探ることを目的とする。調査対象は、2017年10月に北カリフォルニア州サンタ・ローサとナパ・ソノマ地域で連続的に発生した大規模火災における復興期の比較分析とする。