研究課題/領域番号 |
23K04198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
安枝 英俊 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (60402971)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 空き家バンク / 兵庫県 / 自治体 / NPO法人 / GIS |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、兵庫県内の自治体が運営する空き家バンクの登録・活用を促進する方策を明らかにすることを目的として、①空き家バンクの運営実態に関する分析、②空き家バンク登録の阻害要因の分析、③登録物件を賃貸物件として活用するための実践的検討を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、兵庫県内の自治体が運営する空き家バンクの登録・活用を促進する方策を明らかにすることを目的として、①空き家バンクの運営実態に関する分析、②空き家バンク登録の阻害要因の分析、③登録物件を賃貸物件として活用するための実践的検討を行うものである。2023年度は、主として①空き家バンクの運営実態の分析を実施した。 空き家バンクの運営方法については、兵庫県の中播磨・西播磨・但馬地域の自治体の空き家バンク運営担当者に対して、空き家バンクの周知方法・課題、移住後のトラブルを未然に防ぐための地域との関係づくり、不動産事業者との協力関係づくり等について、質問票による調査を実施した。また、空き家バンクの登録相談対応をNPO法人に委託している自治体、登録時に媒介業者と契約をしていなくても空き家バンクに登録できる自治体、成約前に利用希望者と地域の自治会長が対面する機会を設けている自治体など、特徴的な運営をしている空き家バンクについて、その特徴を相互に比較分析できる主体間関係図を作成した。 さらに、兵庫県の中播磨・西播磨地域の自治体より、平成27年度から令和4年度までの8年間における成約物件に関する売却・賃貸価格、築年数、登録日数のデータの提供を受けることができた。成約物件のうち、売却物件が約9割、賃貸物件が約1割であり、登録日数については、約9割以上の物件が3年以内に成約しており、成約までに3年以上を要する物件は、築40年以上のものが約8割であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
空き家バンクの運営実態の分析について、中播磨・西播磨・但馬地域の自治体を対象とした調査を実施することができた。
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今後の研究の推進方策 |
空き家バンクの運営実態に関する分析については、兵庫県の西播磨・中播磨地域の自治体を対象とした調査を実施した。今後は、これまでの調査で得られた知見を踏まえ、兵庫県下で空き家バンクを運営している自治体に対するアンケート調査を実施する。その上で、特徴的な運営をしている自治体や、運営に関わるNPO法人を抽出し、個別ヒアリングを通じて、運営ノウハウを構築したプロセス等について分析する。 空き家バンクの登録物件の活用については、利用希望者に対して個別に物件見学ツアー等を実施している自治体もあり、このような自治体に対して、ツアーの効果や意義についてのヒアリング調査を実施する。
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