研究課題
基盤研究(C)
増加傾向にある宇宙ごみの中で、0.1から1mmのサイズの多くは固体ロケットモーターから排出されるアルミナスラグだと言われている。これらのアルミナスラグは形状がいびつなだけでなく、内部構造も不均質であり、空隙を有していることが多い。これまで超高速衝突時に形成されるクレータの外部形状依存性については多く研究されてきているが、外部形状が同じ大きさであっても内部に空隙がある場合とない場合で、超高速衝突時に生じるクレータの差異についてはあまり研究されてきていない。本研究ではアルミナスラグを例に取り、空隙率によるクレータ形成の違いについて数値解析ならびに実験の両面から解明を行う。