研究課題
基盤研究(C)
現状の船体構造モニタリングシステム(HMS)では数か所の位置で船体梁の縦曲げ応力を監視しているのみで,包括的かつ高精度に構造健全性を評価できるものではない.そこで本研究では,全球測位衛星システム(GNSS)を用いて実船の船体変形を計測し,HMSのための船体変形計測技術の研究開発を行うことを目的とする.本研究は,運航中の船舶の不確実性を低減する状態監視システムの構築に寄与し,安全性・信頼性の高い海上輸送の実現に貢献するものと期待される.