研究課題
基盤研究(C)
低炭素社会実現のため、安定した再生可能エネルギーとして地熱発電が注目されている。地熱発電の鋼管の内壁に付着する“温泉スケール”の厚みは発電効率に直結し、その監視は重要である。温泉スケールは温泉中の成分が摘出・付着した不溶性成分であり、厚みが増すと蒸気の熱伝達率を著しく低下させるため発電効率が低下する。そこで本研究では、鋼管の外側から鋼管を局所的に弱い電磁力で振動させ、その振動強度から鋼管内側に付着する温泉スケールの厚さを簡便に短時間で評価できる検査手法を開発し、実用化を目的としている。