研究課題/領域番号 |
23K04312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
石橋 基範 日本大学, 生産工学部, 教授 (50739034)
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研究分担者 |
吉田 典正 日本大学, 生産工学部, 教授 (70277846)
井上 大成 日本大学, 生産工学部, 助手 (50980231)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 注意配分能力 / 反応時間 / 直線描画タスク / 認知特性 / 人間工学 / パーソナリティ |
研究開始時の研究の概要 |
いまだ完全自動運転化への道は遠く,自動車の運転者(ドライバ)自身がハンドルを握ることから,ドライバの個人能力に着目し,個々の運転能力に応じた支援の個人適合化を行うことが考えられる.個人適合化に向けた「運転に必要な能力」として,交差点右折場面における「左右への注意配分能力」に着目した. 本研究では,交差点右折場面で必要な「左右への注意配分能力」の検査手法の有用性を明らかにし,安全管理・安全教育の面で社会実装の可能性を検討する.これにより,高度運転支援での注意喚起や制御介入における個人適合化への応用や,ドライバの個々の適性に応じた安全管理・安全教育への応用等が期待される.
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研究実績の概要 |
本年度は、「直線描画タスクにおける引かれた直線と模擬運転時の左右への注意配分能力の関係性」を調べるため、直線描画タスクおよび右折時を想定した左右への注意配分能力を測定する反応課題の2つの実験 (N=40) を行った。また、検討に当たって予備実験 (N=12) の結果を用いて実験条件を設定した。右折時を想定した反応課題では、画面を左右2分割した領域のそれぞれに刺激を提示し、刺激があった場合には各領域に対応するボタンを実験参加者に押してもらった。刺激の提示時間について700ms、500ms、300ms、200ms、100msの5条件で予備実験を行い、300msの場合が最も個人差が見られたため、300msを提示時間として設定した。直線描画タスクでは、引く線の角度が一定になるような点群を新しく生成し、予備実験により反応時間と関係があることを確認し、実験に用いた。本年度の主たる成果を次に述べる. ・右折時を想定した左右への注意配分能力を測定する反応課題の実験用ソフトウェアを、Unityを用いて作成した。 ・左側領域 (単純反応課題) の反応時間のばらつきの大きさと、同一点群に基づいて3回線を引いた際のばらつきの大きさとの間に正の相関関係があることを明らかにした。 ・反応課題全体のエラー数と同一点群に基づいて3回線を引いた際のばらつきの大きさとの間に正の相関関係があることを明らかにした。 これらの結果から、直線描画タスクの結果から反応時間のばらつきおよびエラー数を予測できる可能性があることを示唆できた。一方で右側領域の反応時間については相関関係が見られなかったため、今後検討していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の主たる目的としていた「直線描画タスクにおける引かれた直線と左右への注意配分能力の関係性」について、40名を対象に実験を行い、直線描画タスクの結果から反応時間のばらつきおよびエラー数を予測できる可能性があることを示唆でき、概ね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は当初の計画通り、「眼球運動(視線移動)と左右への注意配分能力の関係性」を検討する。実験用ソフトウェアを,視線情報を取得できるように改良する.その後,直線描画タスクと注意配分能力検査を実施し,注意配分が苦手な人の視線移動の特徴や視線移動の特徴と線の引き方の関係性などについて検討する。
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