研究課題
基盤研究(C)
本研究は,ハードウェアによるアプローチではなく,ロボット自身の走行を制御することで転倒を抑制するものである.このアプローチにより,タイヤ交換やそれに類似する方法とは違い,検査対象の管径に幅を持たせるだけでなく,知識や経験がない検査員でも,現場到着後すぐに検査を開始することができるようになる.また,ロボットを設置する際に配管に対して大きく傾いていた場合,転倒のリスクが高まるが,この手法では設置した際の自己位置・姿勢をロボット自身が把握しているため,即座にロボットの向きを修正できる.この問題は,ハードウェアによるアプローチでは回避できない.