研究課題
基盤研究(C)
本研究では、未だ顕在化していない鉄塔構造物の倒壊による災害リスクを、アナログ型・デジタル型が共存する異種センサ群の絶対時刻同期を前提とするマルチモーダル分析により制御するための技術基盤を確立する。GPS信号や専用配線がなくても、1台1台の異種センサが正確な絶対時刻情報を保持できる、チップスケール原子時計を応用した絶対時刻同期センシング技術と、そのデータ利用を前提とするマルチモーダル分析基盤を開発する。時間軸に沿って発生する災害時の鉄塔構造物の倒壊によるリスクを時系列マルチモーダル分析により抽出し、情報システムを構築して、機能維持が求められる鉄塔構造物の倒壊による災害リスクを制御する。