研究課題
基盤研究(C)
特異な磁気的・誘電的性質を示すことで知られるメリライト、フレスノイト型構造の化合物を対象として、化学的な手法を用いて物質を構成する陽イオン・陰イオンを効果的に変えた新規化合物の合成を試みる。注目した2つの構造はお互いに良く似ているが、物性を決定づける対称性や配位環境に大きな違いがあるため、わずかな化学組成や外的要因の違いによって構造と物性が大きく変化する性質など、新たな機能性材料に繋がる可能性がある。最終的に、この物質群における結晶構造-化学組成-物性の関係性を明らかにすることを目指す。