研究課題
基盤研究(C)
本研究では難燃性Mg合金製のFSW継手材を対象として,その疲労特性改善のためにパルスレーザを照射して部材表面を強化するレーザピーニングを適用する.そのときFSW継手における特徴的な組織特性(攪拌部,機械的熱影響部,熱影響部)の変化が,疲労き裂の発生・進展挙動に与える影響を明らかにする.さらにパルスレーザの照射により,材料表面では衝撃波が発生と温度上昇を生じる.攪拌組織の改質要因として「衝撃波」と「温度上昇」があり,パルス幅の影響を強く受けるため,それらを分離,評価するために,パルス幅の異なる三種のパルスレーザ発振器を用意して,上記の改質要因の総合的な解明を試みる.