研究課題
基盤研究(C)
本研究の概要は「形状記憶特性を示す合金と示さない合金の違いは何か?」という問いに答えることにある。形状記憶特性を発現するために必要な母相とマルテンサイト相とのエンタルピー差、格子変形ひずみ、体積変化という熱力学的・結晶学的条件を明らかにし、それぞれがどのような因子で決定されるかを明らかにする。第一原理計算により1,226 種類の合金について母相とマルテンサイト相とのエンタルピー差、エントロピー差、格子変形ひずみ、体積変化のデータベースを作成し、得られたデータベースに対して機械学習によって形状記憶特性を発現する合金の条件を明らかにする。