研究課題
基盤研究(C)
本研究では、大気雰囲気において液体中のリチウム濃度を高感度に測定できるイオンビームによる核反応法を用いて、リチウム電池の充放電時における電極-液体電解質界面のリチウムイオン移動量をその場で三次元的に測定(オペランド計測)し、リチウムイオン移動機構を解明するとともに、充放電時の電極および電解質内の過渡的なリチウム蓄積量を定量的に評価する手法を確立することを目的とする。この研究目的を達成するために、① マグネトロンスパッタリング装置を用いたリチウム電池の作製およびリチウム濃度測定用試料ホルダーの作製(令和5年度)、② 電極-電解質界面のリチウムイオン移動量の測定(令和5~7年度)を実施する。