研究課題
基盤研究(C)
ビニルポリマーは種々のポリマー中で側鎖の占める割合が特に大きく、側鎖-分離対象分子間の相互作用を大きく取りやすいために、溶媒分離膜にとって一種の理想的な構造を持つ。一方で、ビニルポリマーは主鎖同士の相互作用が小さく、溶媒により膨潤しやすいため、ポリマーが本来持つ分離性能を引き出すことが困難であった。本研究はビニルポリマーをほぼ膨潤しない形で薄膜化することで、その分離性能を最大限に引き出すことを目指す。