研究課題
基盤研究(C)
疾病の兆候検知・早期診断や感染症対策の観点から、ウイルスなどの病原体を高感度かつ簡便に検出可能な技術が求められている。本研究は高感度な分析手法である電気化学発光免疫分析の電極として使い捨て可能な透明電極となるグラフェンを利用し、簡便性と高感度を両立した測定システムの構築を目指す。本研究ではイムノクロマト法とECL分析を組み合わせたECL分析用バイオチップを作製するため、ニトロセルロース多孔質膜を保護膜とするグラフェン転写法を確立し、ニトロセルロース/グラフェン複合膜をベースとするECL免疫分析バイオチップを作製する。