研究課題
基盤研究(C)
本研究では、近年申請者らが開発に成功した粉末ターゲットを採用する低ダメージスパッタ成膜法を駆使してn形Cu2O層の形成と良好なpn接合界面形成を実現し、現在実用されているSi系薄膜 太陽電池を凌駕できる18%以上の高変換効率を有する超安価で環境負荷の極めて少ないpnホモ接合Cu2O太陽電池を開発する。具体的には、粉末ターゲットを採用する低ダメージスパッ タ成膜法によりCu2O薄膜へのn形不純物ドーピングを実現すると共に、多結晶p形Cu2Oシート 上に、良好な界面状態を有したpnホモ接合構造の形成技術を確立することにより高効率化を 実現する。最終的にはパネル変換効率15%を実現する。