研究課題
基盤研究(C)
【背景】脆性材料BaTiO3エピタキシャル薄膜(BTOエピ薄膜)をポリマーシートに転写する過程で、「エピ薄膜のシワ構造形成」を発見した。シワ構造を平板状へ復元できればゴムのように伸縮するエピ薄膜が創製でき、生体に密着性するウェアラブルデバイスへの応用が期待される。【目的】いつ・どこから・どのようにシワ構造が形成されるか、結晶工学的状態との関係を理解し、平板状へ復元可能なシワ構造を実現する。【方法】シワ構造形成過程において、表面の凹凸・欠陥に伴う歪みなどのその場観察手法を確立する。その結果と結晶工学的状態を比較し、ゴムのように伸縮するBTOエピ薄膜の実現を目指す。