研究課題
基盤研究(C)
柔粘性イオン結晶は大きなイオン伝導度を示すことから、全固体電池などへの展開が期待されている。しかし、固液中間相の発現機構は未解明である。さらに、「Li, Naや2価の陽イオンからなる柔粘性結晶」が未発見である。そこで本研究では、① Liや2価陽イオンを含む新規柔粘性結晶の開発に挑戦するとともに、その研究を通して②「分子の構造・大きさ」と「分子運動の活性化エネルギー」の関係から柔粘性結晶の発現機構の定量的な解明を目的とする。本研究は、蓄電池など産業分野だけでなく、これまで定性的にしか説明できなかった固液中間相の発現機構を定量的に捉えることから、学術分野における発展にも寄与する。