研究課題
基盤研究(C)
分子構造や分子配向の変化を協働的に増幅し、自発的にマクロな運動性を発現するような新奇ソフトマテリアルの開発が強く望まれている。しかし、 そのような自律運動型分子素子の設計指針は、確立されていない。本研究では、π共役分子集積体の分子配向と化学反応性の緻密な制御により、水面を自己駆動するπ共役分子集積体を創出する。これにより、マクロな運動性と分子集積構造ダイナミクスの相関解明と、既存の科学では達成できなかった自己駆動性の制御を実現し、化学-運動エネルギー変換を行う革新的な動的分子性材料の基盤を築く。