研究課題
基盤研究(C)
カルボニル化合物は様々な化合物に変換可能であるため、様々な化合物の原料となる。また、カルボニル化合物の特徴を成す官能基(カルボニル基)は医薬品など多くの生物活性物質の分子構造に含まれている。本申請研究ではカルボニル基に隣接する炭素原子をアルデヒドで伸長する(アルキル化する)ことで、異なるカルボニル化合物を合成する新手法を開発する。従来法とは異なり、この方法では高毒性の一酸化炭素や可燃性の水素といった危険を伴う恐れのあるガスを使用しない。したがって、本研究で開発する反応は、安全性の高い実用的な反応として、プロセス化学への適用が期待される。