研究課題
基盤研究(C)
限りある資源を有効に利用するため、原子効率の高い材料を分子レベルで開発することは重要である。アニオン性バナジウム酸化物クラスターであるポリオキソバナデート(POV)は、分子構造に起因する特異的な特性を持つ。POVの性質をファインチューニングするために、バナジウムの酸化状態制御、金属置換、対カチオン交換、半球の拡張を行う。本研究を通してPOVの化学を発展させるだけでなく、複合酸化物などで機能構造に貢献することが多いバナジウムの役割について分子レベルで知見を増やすこと目指す。