研究課題
基盤研究(C)
長寿命型タンパク質は、経時的(加齢)および酸素や紫外線などの影響により構造変化を起こして蓄積されていく。この構造変化のうちアミノ酸残基レベルでの化学反応として、L-Asp残基のD-化やiso化が知られている。特定タンパク質では異性化が報告されている一方、タンパク質中の全てのAsp残基において異性化するわけではないため、ほとんどのタンパク質における異性化の有無については未解明である。本研究は、この異性化アミノ酸を含むタンパク質種を網羅的に同定・解析することが可能となる新たな解析手法を開発することを目的としている。この解析手法を単体のモデル系から最終的にはヒト生体サンプルに順次適用・実証していく。