研究課題
基盤研究(C)
酸素応答性蛍光色素[Ru(phe)3]Cl2と、表面プラズモン増強蛍光(SPEF)を利用した近接場顕微酸素イメージング法を創製する。水溶液中で使用できる金薄膜を用いたセンサ素子では表面プラズモン共鳴(SPR)は光源波長700~900nmでしか測定できず励起波長が480nmの[Ru(phe)3]Cl2はSPRに基づくSPEFでは測定できなかった。本研究では研究代表者が開発した490nm光源でのSPR及びSPEFの測定が可能なCytop挿入SPRセンサ基板を用いて[Ru(phe)3]Cl2のSPEF測定に基づく近接場顕微酸素イメージング技術を創製し、細胞の呼吸活性計測の高感度化を図る。