研究課題
基盤研究(C)
物体内に広く分布しているポリフェノールは、高い抗酸化活性を持つことが知られている。研究代表者は、ポリフェノールの一種であるカフェイン酸が、紫外光照射に対して特異的な電気化学挙動を示すことを見出した。この現象は、紫外光照射によりラジカル捕捉活性が向上すること(光抗酸化活性)を示唆しており、植物をはじめ、生体の紫外光に対する生体防御を理解するため、大変重要な発見である。本研究の目的は、カフェイン酸はじめ、その他ポリフェノール類の光抗酸化反応を正確に評価する測定手法を確立するとともに、カフェイン酸の光抗酸化活性機構を解明することである。