研究課題
基盤研究(C)
本研究では、光応答材料として有望な桂皮酸を基盤として、①「ミクロ相分離を引き起こす桂皮酸系ポリマーの分子設計の確立」、及び②「それら相分離制御による光応答性の精密制御に関する研究」を展開し、自由自在な変形性を示す光応答材料の創製を目的とする。光によって機能を発揮する桂皮酸系ポリマーは、将来の持続可能な社会の中での新機能材料開発において重要な役割を担う。しかしながら、桂皮酸の光に対する反応性や機能は精密に制御できておらず、光応答材料としての可能性は未知数である。本研究の達成により、新たな光応答機構に基づく材料設計論が展開でき、環境にやさしいソフトロボットなどへの応用が期待できる。