研究課題
基盤研究(C)
カルボキシ基やアミノ基など反応性官能基を有する置換アントラセン光二量体の熱解離挙動を外部因子(例えば、溶媒や酸・塩基との相互作用)および内部因子(例えば、保護基の立体障害を利用する位置異性体の選択的合成)により精密制御し、熱解離温度の向上と特定条件下での熱解離促進の両立を図る。これらの置換アントラセン光二量体とエポキシ化合物などの反応により熱的に脱架橋可能な架橋ポリマーを合成し、高い耐熱性と特定の外部刺激に応答して迅速に熱的に脱架橋可能な相反する性質を併せ持つ易解体性材料の構築を目指す。