研究課題
基盤研究(C)
人工臓器や人工心肺には、血液と接触しても血栓ができず拒絶反応を示さない生体適合性材料が必要である。その一つとして最近、双性イオンポリマーが注目されている。水がこの材料に接触すると、水分子が特異な構造を持つことが知られており、これが生体適合性に寄与していると考えられている。本研究では、海洋生物がもつヒ素含有双性イオンポリマーに着目し、その水和構造を解析することによって生体親和性との関わりを明らかにする。さらに、今後の医用材料の設計に活用することを目的とする。