研究課題
基盤研究(C)
本研究では、消化管粘液の主成分をなす糖タンパク質「ムチン」を構成要素とする生物-人工ハイブリッド材料の開発と、それを用いた腸内細菌培養への応用に取り組む。ムチン側鎖の糖鎖と相互作用しうる人工分子認識モチーフを組み込んだ合成高分子を設計・合成し、これとムチンの組み合わせによりヒドロゲル状の材料を形成する。これを用いて、人工粘液への応用に向けた粘弾性のチューニングおよび腸内細菌培養場の構築に向けた基盤を創出する。