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近赤外固体蛍光を示すホウ素錯体色素の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K04873
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分35030:有機機能材料関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

窪田 裕大  岐阜大学, 工学部, 助教 (50456539)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード色素 / ホウ素錯体 / 近赤外 / 蛍光 / 固体蛍光
研究開始時の研究の概要

近赤外固体蛍光色素は,今後の有機オプトエレクトロニクスや医療の発展において極めて重要な材料である。しかしながら,柔軟なπ共役系と固体状態での色素間の重なりが消光を引き起こすため,近赤外固体蛍光色素の実現を困難にしている。
本課題は,近赤外吸収色素をホウ素錯体化し,ホウ素原子上に嵩高い置換基を導入することにより,近赤外領域に固体状態で,蛍光を示す新規な有機ホウ素色素の開発を行うものである。

研究実績の概要

近赤外領域に蛍光を示す色素は,分子イメージングや近赤外有機ELなど,医療や電化製品など幅広い分野での応用が可能であり,革新的材料である。色素が近赤外領域に発光を示すためにはπ共役系の伸張が必要である。しかしながらπ共役系の伸張による色素骨格の柔軟化
が,熱失活を促進させ,蛍光消光や分子の不安定化を引き起こし,近赤外蛍光色素の実現を困難にしている。この問題を解決する方法として,申請者らがこれまでに取り組んできた,色素分子をホウ素錯体化し,π共役系を剛直化するという分子設計が挙げられる。本研究では,申請者らがこれまでに取り組んできたホウ素錯体化を長いπ共役系を有する近赤外吸収色素に用いることで,近赤外蛍光色素の開発を目指す。
今年度は,新規な色素の合成を行った。新規色素は蛍光を示さなかった。新規色素についてホウ素錯体化を行った結果,蛍光を示すことがわかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新規色素の合成に成功し,ホウ素錯体化により蛍光を発現することを明らかにした。

今後の研究の推進方策

2023年度に合成した色素への置換基の導入および新規色素の合成を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] ビスピロールキノン色素の合成2023

    • 著者名/発表者名
      稲垣廉,犬塚俊康,船曳一正,窪田裕大
    • 学会等名
      第54回中部化学関係学協会支部連合秋季大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] ピロロピロール型クロコニウム色素の合成2023

    • 著者名/発表者名
      森洋介,犬塚俊康,船曳一正,窪田裕大
    • 学会等名
      第54回中部化学関係学協会支部連合秋季大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] ピロール型クロコニウム色素のホウ素錯体化2023

    • 著者名/発表者名
      犬伏龍之介,犬塚俊康,船曳一正,窪田裕大
    • 学会等名
      第54回中部化学関係学協会支部連合秋季大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] ビスピロールクロコニウム色素のホウ素錯体化2023

    • 著者名/発表者名
      犬伏龍之介,犬塚俊康,船曳一正,窪田裕大
    • 学会等名
      日本化学会第104 春季年会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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