研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ハイブリッド型ハライドペロブスカイトの核生成を巧みに制御し、CO2の光還元に応用可能な新規固体光触媒を創成する。具体的には、(CH3NH3)PbX3ナノ結晶を多孔性金属錯体(MOF)内部にin-situで核生成させることで、ペロブスカイトの課題である低化学耐久性を克服すると共に、光触媒のコア機能である大反応面積や触媒活性の付与を図る。ペロブスカイトを構成する金属種や有機カチオンを変化させた核生成プロセスを検討し、生成したナノ複合結晶の光学特性、化学耐久性や触媒活性を明らかにする。さらに理論計算でペロブスカイト/MOFのバンド準位を予測し、光触媒応用に適した材料設計指針を提案する。