研究課題
基盤研究(C)
リン資源枯渇に対応するため、有機態リン酸の利用技術を確立する必要がある。アーバスキュラー菌根(AM)菌の外生菌糸が酸性ホスファターゼを分泌することを明らかにしたが、これによる有機態リン酸の獲得機構の詳細は不明である。本研究では(1)AM菌の外生菌糸が分泌する酸性ホスファターゼにより加水分解される土壌中の有機態リン酸の量と種類を明らかし、(2)酸性ホスファターゼ分泌能のAM菌種間差を明らかにする。AM菌による有機態リン酸の獲得機構を利活用することにより、リン鉱石を有しない我が国において持続的リン酸利用技術を確立することを最終目標とする