研究課題
基盤研究(C)
植物は生育に不適な環境に曝されると、通常光合成に利用していた光エネルギーが過剰となり、様々な障害の原因となる活性酸素を生み出す危険を常に抱えている。特に光化学系Iと呼ばれる光合成装置からの活性酸素生成は、葉の光合成能力および植物の生育に致命傷となると言われる。しかし、光化学系Iからの活性酸素生成は、間接的な方法によって示されてきたが、直接的な方法で証明された例はない。本研究では、活性酸素を直接感受する活性酸素センサータンパク質を利用し、生理的な環境で光化学系Iからの活性酸素生成を直接的に証明することに挑戦する。