研究課題
基盤研究(C)
生命現象の全体像を分子レベルで理解するためには、その担い手であるタンパク質の機能を十分に熟知することが不可欠である。一方、機能未知な遺伝子が依然として多数あり、生命現象の統合的理解は道半ばである。本研究では、真核生物・アーキア・真正細菌に広く保存されている機能未知ABCF遺伝子群に着目し、申請者らの発見によってこれらABC-F因子がリボソームのE-siteに結合する活性を有することが示唆された点を踏まえ、真正細菌の翻訳制御機構におけるABC-F因子群の機能を解明することを目的とする。