研究課題
基盤研究(C)
神経軸索先端に形成される成長円錐は、細胞膜伸展と細胞骨格形成を繰り返すことで軸索を伸ばす極めて運動性の高い構造体で、シナプス形成や軸索再生において重要な役割を担う。成長円錐のダイナミクスを生み出す分子機構の理解には、膜脂質制御機構の解明が不可欠であるが、その詳細は不明である。本研究では、メンブレンコンタクト制御分子群に着目し、イメージング、脂質生化学および光遺伝学的手法を駆使することで、メンブレンコンタトを介した脂質輸送が如何にして神経成長・再生を制御するのか、そのメカニズムと生理的意義を解明する。