研究課題
基盤研究(C)
腸管は機能性食品の作用点として重要であり、特に食品成分や腸内共生菌と直接相互作用する腸管上皮細胞が大きな役割を担う。食品機能研究においては動物実験代替法の拡充が求められていることから、本研究では新規腸管上皮細胞株を樹立することにより、腸管機能を制御する機能性食品成分の探索、作用機構解析を可能とするin vitroシステムを構築することを目的とする。マウス腸管オルガノイドを構築した後、不死化遺伝子発現系を導入することで、小腸上皮細胞を構成する5つの異なる機能をもつ細胞の培養細胞株を樹立し、新規食品機能評価系の構築を目指す。