研究課題
基盤研究(C)
研究代表者はこれまでに,無味・無臭・水溶性の食品成分が様々な機能を有することを,雄の実験動物を用いて明らかにしてきた。16 kDaの米アルブミンについては,分解により生成する14 kDaの高分子ペプチド(HMP)によるグルコースの吸着・排出促進および2 kDa以下の低分子ペプチド(LMP)によるグルコーストランスポーター(SGLT1)の発現抑制という新たな作用機序で,食後血糖値上昇を効果的に抑制することを明らかにしている。本研究では,LMP中の機能性ペプチドの同定とSGLT1発現抑制メカニズムの解明を行うと共に,食後血糖値上昇抑制作用と糖尿病予防作用における性差の影響について検討する。