研究課題
基盤研究(C)
NanoSuit法は、生体適合性の溶液にプラズマ照射し成膜を行う技術のことで、走査型電子顕微鏡で生物試料を観察する新しい技術として報告された。本研究課題では、この技術を食品表面に応用することで食品の乾燥防止を実現し、またプラズマ照射でバクテリアなどを殺菌・不活化すると同時に膜が病原体の侵入を継続的に防ぐことを利用して、長期保存を可能にする食品保護技術の検証を行う。この技術の確立によって、包装プラスチックの削減を可能にし、輸送や貯蔵に関する食品産業の技術革新となりフードロス問題を解決へと導くだろう。