研究課題
基盤研究(C)
私は、これまでの研究で、酵母や麹菌の細胞膜に含まれるphytosphingosine (PHS)と微生物発酵茶に含まれるteadenol Aが長鎖脂肪酸受容体FFAR4に結合し、インクレチンの一つであるGLP-1の分泌を誘導する事を細胞レベルで明らかにしました。GLP-1の分泌は個体レベルで抗メタボリックシンドロームに働く事が知られています。これらの事から、PHSとteadenol Aの個体レベルの作用に興味が持たれます。本研究では、PHSとteadenol Aの個体レベルでの作用を、①血中インクレチンレベルに与える影響、と、②脂味覚と摂食行動に与える影響、の2点で詳細に解析します。