アンキリンリピート型の新規抵抗性タンパク質による炭疽病菌認識システムの解明

• 研究課題/領域番号: 23K05159
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分38060:応用分子細胞生物学関連
• 研究機関: 岡山県農林水産総合センター生物科学研究所
• 研究代表者: 鳴坂 義弘 岡山県農林水産総合センター生物科学研究所, その他部局等, 専門研究員 (20335459)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 抵抗性遺伝子 / シロイヌナズナ / アンキリンリピート / 炭疽病 / Rタンパク質

研究開始時の研究の概要

植物は抵抗性(R)タンパク質を介して病原菌が分泌するAVRエフェクターを認識し抵抗反応を発動する。一般的なRタンパク質は、核酸結合部位(NB)とロイシンの繰り返し配列(LRR)をもつ部位から構成されている。一方で、私たちが発見した炭疽病菌に対する新規抵抗性（R-）遺伝子座RCH1 は、NB-LRRを有さず、アンキリンリピート型の新規Rタンパク質であることを明らかにした。本研究において、新規Rタンパク質による病原体の認識から抵抗性発動に至る仕組みを明らかにすることにより、世界で猛威をふるう炭疽病に対する病害抵抗性作物の創製や、植物の抵抗性発動を標的とした植物免疫賦活剤の開発につながる。