研究課題
基盤研究(C)
申請者が作出した近縁野生種 Aegilops mutica および Ae. geniculate 細胞質を持つ20品種の日本コムギの細胞質置換系統を用いる。Ae. mutica 細胞質ゲノムを持つ細胞質置換系統における花成(栄養成長から生殖成長への移行)時期の改変、および近縁野生種 Ae. geniculate 細胞質ゲノムを持つ細胞質置換系統におけるバイオマス(植物生体重)の改変に着目し、「細胞質ゲノム利用育種法」を実践する。花成時期の改変は収穫時期の制御による気候変動に対応した新品種の確立に、また、バイオマスの改変は自然エネルギーであるバイオエタノール用の新品種の確立に直結する。